鳥  批評と創造の試み

主として現代日本の文学と思想について呟きます。

早速、三冊旅立ちました

鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=批評を遠く離れて――小林秀雄歿後40年 早速、三冊旅立ちました 皆さん、今日は。鳥の事務所です。 昨日、郵送にて搬入したところ、早速3冊お買い上げ頂いたようです。ユイ社長、スタッフの皆さま、誠に有難う御座います。…

以下は『鳥』第15号のあとがきです。 ◆こ と の 次 第 ◆ Der Stand der Dinge◆ ぶ た く さ の 舞 い 散 る 午 後 の 春 の 日 に わ れ 泣 き 濡 れ て 花 粉 に 苦 し む という訳で、4月にもなり、相変わらず体調もよろしからず、仕事も絶不調の極みでは…

未完成ではなかったのか? 丸谷才一『持ち重りする薔薇の花』

〇丸谷才一を読む〇 未完成ではなかったのか? 丸谷才一『持ち重りする薔薇の花』 ■丸谷才一『持ち重りする薔薇の花』2011年10月25日・新潮社。 ■長篇小説。 ■全5章、199ページ。 ■初出 『新潮』2011年10月号。 ■2023年5月14日読了。 ■採点 ☆☆☆☆☆。 目次 …

半年振りの復活なのか?

鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=批評を遠く離れて――小林秀雄歿後40年 鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=批評を遠く離れて――小林秀雄歿後40年 半年振りの復活なのか? 皆さん、今日は。鳥の事務所です。お久しぶりです。半年振りです。いやー、あれから、…

「若い小説家」の誕生

Jジェイムズ・ジョイスを読むJ 「若い小説家」の誕生 ジェイムズ・ジョイス 『若い藝術家の肖像』 ■James Joyce,A Portrait of the Artist as a Young Man,1916/ジェイムズ・ジョイス『若い藝術家の肖像』1916年/丸谷才一訳・1969年・講談社/1979年・講談…

ODW、MJ書店に行く

遍 歴 ODW、MJ書店に行く 2023年5月3日(水曜日) 晴れ☀ GW休暇5/5。 遺憾。休みも今日で終わりだ。なんてことだ。山登りもBBQもしなかった。 そして、眠いし、相変わらず歯が痛い( ノД`)シクシク…。 今も1時間ほどPCの前で意識を喪う。どうなっているんだ…

『進撃の巨人』についての幾つかの妄想や疑問など

遍 歴 『進撃の巨人』についての幾つかの妄想や疑問など 2023年5月1日(月曜日) 晴れ☀ GW休暇3/5。 遺憾。4月がいつの間にか終わっていた(´;ω;`)ウッ…。そして休みもどんどん消化されていく。 昨日はあれから、10時前ぐらいに、鯖の味噌煮(冷凍。意…

途轍もなく面白い! ジョン・グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』    

村上春樹を読む 途轍もなく面白い! ジョン・グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』 ■John Grisham,CAMINO ISLAND,2017./ジョン・グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』2017年/村上春樹訳・2020年10月10日・中央公論新社。 ■翻訳・長篇小…

あっという間に二日目が終わりつつある( ノД`)シクシク…

遍 歴 あっという間に二日目が終わりつつある( ノД`)シクシク… 2023年4月30日(日曜日) 雨☔後曇り⛅ GW休暇2/5。 昨日は、相方がいなかったので、夜はハムチーズサンド、謎のたらこパスタを食う。 11時過ぎに相方が帰宅したので、味噌ラーメンを作ってあげ…

これはいかがなものか? 浦沢直樹『夢印(むじるし)』

浦沢直樹を読む これはいかがなものか? 浦沢直樹『夢印(むじるし)』 ■浦沢直樹『夢印(むじるし)』2018年8月4日・BIG CIMICS SPECIAL(小学館)。 ■長篇漫画。 ■全9章・261頁。 ■780円(税別)。 ■2023年4月30日読了。 ■採点 ☆☆☆☆☆。 卓抜な画力と息をも…

謎々『ダブリナーズ』その1 『ダブリナーズ』「姉妹」を読む

Jジェイムズ・ジョイスを読むJ 1 The Sisters 謎々『ダブリナーズ』その1 『ダブリナーズ』「姉妹」を読む 【凡例】 ・『ダブリナーズ』からの引用は新潮文庫版による。鼎訳・巻数、ページ数で示す。単行本からの引用は、鼎訳・単行本・巻数、ページ数で、…

短篇小説のお手本とも言うべき佳品揃い ジェイムズ・ジョイス 『ダブリンの市民』

Jジェイムズ・ジョイスを読むJ 短篇小説のお手本とも言うべき佳品揃い ジェイムズ・ジョイス 『ダブリンの市民』 ■James Joyce,Dubliners,1914/ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの市民』1914年/高松雄一訳・1972年・中央公論社/1987年・福武文庫/1999年・…

短篇小説のお手本とも言うべき佳品揃い ジェイムズ・ジョイス 『ダブリンの市民』

Jジェイムズ・ジョイスを読むJ 短篇小説のお手本とも言うべき佳品揃い ジェイムズ・ジョイス 『ダブリンの市民』 ■James Joyce,Dubliners,1914/ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの市民』1914年/高松雄一訳・1972年・中央公論社/1987年・福武文庫/1999年・…

「素人」ならざる作家の読書と日常を描く ――大江健三郎『新年の挨拶』

🌳大江健三郎を読む🌳 「素人」ならざる作家の読書と日常を描く ――大江健三郎『新年の挨拶』 ■大江健三郎『新年の挨拶』1993年12月2日・岩波書店。 ■連作エッセイ集。 ■201頁。 ■1,400円(税込み)。 ■2023年3月30日読了。 ■採点 ★★★☆☆。 長篇三…

小説作法の技術的な側面にクロウズ・アップ カズオ・イシグロ『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー――ノーベル文学賞受賞記念講演』

小説作法の技術的な側面にクロウズ・アップ カズオ・イシグロ『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー――ノーベル文学賞受賞記念講演』 ■カズオ・イシグロ『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー――ノーベル文学賞受賞記念講演 2…

『壁と…』の『波』ゲットしてもらう、グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』の微妙な感じのアメリカの暗部(?)

遍 歴 『壁と…』の『波』ゲットしてもらう、グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』の微妙な感じのアメリカの暗部(?) 2023年4月29日(土曜日) 晴れ☀ GW休暇1/5。 8時半ぐらいに起床。洗い物、洗濯、掃除などする。相方は友人の結婚式で大…

批評を遠く離れてその①*[1] 『小林秀雄全集』第九卷

【ことの次第 Der Stand der Dinge】 という訳で、4月にもなり、相変わらず体調もよろしからず、仕事も絶不調の極みではあり、万事多難という状況下で、多くの先立つ人々に花を手向ける、寒い春ではあるが、春は春なので、春、ということだ。 本稿は、まだ…

数多の文学的危機を乗り越える ――大江健三郎『大江健三郎 作家自身を語る』

大江健三郎を読む 数多の文学的危機を乗り越える ――大江健三郎『大江健三郎 作家自身を語る』 ■大江健三郎、聞き手・尾崎真理子『大江健三郎 作家自身を語る』2007年5月30日・新潮社。 ■長篇インタヴュー(現代日本文学)。 ■317頁。 ■1,800円(税…

自転車で山越え? する  等

遍 歴 自転車で山越え? する 2023年3月16日(木曜日) 晴れ☀ その後、どうしたかというと、3月12日(日曜日)は久し振りの休みだったが、屋外で大量の花粉を吸い過ぎたためか、夜、急激に体調が悪化する。要は風邪っぽいのだが、風邪じゃない、という感…

大江健三郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます

大江健三郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます 2023年3月3日、小説家の大江健三郎さんがお亡くなりました。88歳だったとのことです。 ここに謹んで哀悼の意を表し、大江さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。 丁度10年前になる2013年に、遂に…

ブーコを待ちながら ――あるいは或る近況報告

ブーコを待ちながら ――あるいは或る近況報告 20230305 l 1 ブーコを待ちながら ブーコとは半野良だと思われる猫で、時々うちの庭を通り過ぎたり、トイレしたり、日向ぼっこしたりしている。話しかけても、大抵無視される。ニャーニャー泣いて五月蠅いので、…

新しい社会の可能性を照射する ――柄谷行人『力と交換様式』

🌀柄谷行人『力と交換様式』を読む🌀 その1 書評版 新しい社会の可能性を照射する ――柄谷行人『力と交換様式』 ■柄谷行人『力と交換様式』2022年10月5日・岩波書店。 ■長篇論考(哲学・社会思想)。 ■416頁。 ■3,850円。 柄谷自身の創案になる、4つの「交…

2023年 謹賀新年 ――兎の病死→再就職決まる→ジョイスに嵌る→柄谷行人『力と交換様式』批判→引越し決まる

2023年 謹賀新年 ――兎の病死→再就職決まる→ジョイスに嵌る→柄谷行人『力と交換様式』批判→引越し決まる 2023年1月1日(日曜日) 晴れ☀ 新年明けましておめでとうございます。 旧年中は誠にお世話になりました。 本年も宜しくお願い申し上げます。 ウーーン…

ハムレット、遂に旅立つ  

鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=「ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』100年!」 ハムレット、遂に旅立つ 皆さん、今日は。鳥の事務所です。 やっと、例の彼が旅立っていきました。成仏しなっせ。心の奥で密かに手を合わせました。 これで開棚以来28冊お…

あるべきものがない場所    村上春樹『ふしぎな図書館』・『図書館奇譚』

あるべきものがない場所 村上春樹『ふしぎな図書館』・『図書館奇譚』 ■村上春樹・佐々木マキ 絵『ふしぎな図書館』・2005年・講談社。 ■村上春樹・カット・メンシック イラストレーション『図書館奇譚』2014年・新潮社。 ■絵本・短篇小説。 ■前者20221120読…

勇者と言う勿れ 城山三郎『勇者は語らず』

勇者と言う勿れ 城山三郎『勇者は語らず』 ■城山三郎『勇者は語らず』1982年12月20日・純文学書下ろし特別作品(新潮社)。 ■長篇小説。 ■2022年12月5日読了。 ■採点 ★★☆☆☆。 城山三郎氏 経済小説*[1]、その、言うなれば「創業経営者」たる城山三郎の「純文…

フィネガン、旅立つ。。。。。

フィネガン、旅立つ。。。。。 皆さん、今日は。鳥の事務所です。 やっと、例の彼が旅立っていきました。成仏しなっせ。心の奥で密かに手を合わせました。 これで開棚以来27冊お買い上げいただいたことになります。誠に有難う御座いました。 お買い上げ頂い…

「『世界共和国へ』に関するノート」をコピーしに国会図書館まで行く。

「D計画」――「柄谷行人「Dの研究」」の研究・日報 柄谷行人『力と効果様式』発売日(10/7)まであと7日 「『世界共和国へ』に関するノート」をコピーしに国会図書館まで行く。 という訳で、『力と交換様式』はかつて雑誌『at』、『atプラス』で連載され…

何故、「霊」なのか? 柄谷行人「霊と反復」

何故、「霊」なのか? 柄谷行人「霊と反復」 ■柄谷行人「霊と反復」/『群像』2021年10月号・講談社。 ■エッセイ(哲学・社会思想)。 ■2段組、6ページ。 ■2022年9月18日読了。 ■採点 不能。 ここがPOINTS! ①新著『力と交換様式』の「力」とは「霊的…

4点入荷しましたが、2点はすぐ旅立ちました(笑)!

鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=「ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』100年!」 4点入荷しましたが、2点はすぐ旅立ちました(笑)! 皆さん、今日は。いやー、颱風14號ナンマドル(遺跡の名前らしい)が、首都圏にも近付いて、大変な土砂降りでした。…