鳥  批評と創造の試み

主として現代日本の文学と思想について呟きます。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

観察者、あるいは批評家としてのカポーティ トルーマン・カポーティ『犬は吠えるⅠ――ローカル・カラー/観察日記』 

◎総特集=トルーマン・カポーティ×村上春樹――カポーティ『遠い声、遠い部屋』新訳刊行に寄せてトルーマン・カポーティ―を読む 観察者、あるいは批評家としてのカポーティ トルーマン・カポーティ『犬は吠えるⅠ――ローカル・カラー/観察日記』 ■Truman Capote…

心なしか、心躍る愉しい悪夢の形 フジモトマサル『〈新版〉夢みごこち』 

Keep Calm and Read Murakami~村上春樹を読む フジモトマサルを読む 心なしか、心躍る愉しい悪夢の形 フジモトマサル『〈新版〉夢みごこち』 ■フジモトマサル『〈新版〉夢みごこち』旧版2011年1月・平凡社/新版・解説、村上春樹・2022年3月24日・平凡社…

炎天下SKに行く、網野善彦『古文書返却の旅』ついに発見、『もののけ姫』観る

遍 歴 炎天下SKに行く、網野善彦『古文書返却の旅』ついに発見、『もののけ姫』観る 2023年7月23日(日曜日) 晴れ☀ 昨日から相方が異世界に行ってしまったので、一人暮らし、5日間。 問題点は、全部どうでもいいやとか思っちゃうこと。ご飯もまともに…

豊饒なる「南部」の喪失 トルーマン・カポーティ『真夏の航海』 

◎総特集=トルーマン・カポーティ×村上春樹――カポーティ『遠い声、遠い部屋』新訳刊行に寄せてトルーマン・カポーティ―を読む 豊饒なる「南部」の喪失 トルーマン・カポーティ『真夏の航海』 ■Truman Capote, Summer Crossing,2005/トルーマン・カポーティ…

小林秀雄『白鳥・宣長・言葉』が旅立ちました!  

鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=批評を遠く離れて――小林秀雄歿後40年 小林秀雄『白鳥・宣長・言葉』が旅立ちました! 皆さん、今日は。鳥の事務所です。 本日もお暑い中一冊お買い上げ頂きました。誠に有難う御座いました。 これで開棚以来44冊お買い上げ…

『呪術』、『カリオストロ』、カポーティ……

遍 歴 『呪術』、『カリオストロ』、カポーティ…… 2023年7月16日(日曜日) 晴れ☀ 今33℃ つーか、また滅茶苦茶暑いではないか! エアコンなしでの耐久レイスを敢行中。 あれからどうしたかというと、『呪術廻戦0』を見終わったが、うーーん、どうなん…

余り、何も進んでない気もするが、一日が終わった。ま、いっか。

遍 歴 余り、何も進んでない気もするが、一日が終わった。ま、いっか。 2023年7月14日(金曜日) 曇り⛅時々晴れ☀ 昨日はあれから、夏野菜の焼浸しとスープを夕食。 『呪術廻戦』のテレ‐ヴィジョン・アニメイションの第二期の第二話を見て、その流れで、…

嵐は過ぎ去った気もするが?

遍 歴 嵐は過ぎ去った気もするが? 2023年7月13日(木曜日) 雨☔時々曇り⛅ 来るなら来い。どんな嵐のときでも時は過ぎていく。――シェイクスピア『マクベス』(江藤淳訳) 尋常ならざる暑さの数日間の後、本日は大変涼しい。うちにクーラーがないので、昨日…

樹の上に座礁した方舟 トルーマン・カポーティ『草の竪琴』 

トルーマン・カポーティ―を読む 樹の上に座礁した方舟 トルーマン・カポーティ『草の竪琴』 ■Truman Capote, The Grass Harp,1951/トルーマン・カポーティ『草の竪琴』小林薫訳・1971年2月10日・新潮社。 ■翻訳・中篇小説。 ■目次 ・1~7 ・あとがき(小…

嵐は過ぎ去ったのか?

遍 歴 嵐は過ぎ去ったのか? 2023年7月2日(日曜日) 晴れ☀ 来るなら来い。どんな嵐のときでも時は過ぎていく。――シェイクスピア『マクベス』(江藤淳訳) 2ヶ月振りの日記の更新だ。マジで死ぬかと思った。5月の頭では全く予想していなかったが、KSをY…