鳥  批評と創造の試み

主として現代日本の文学と思想について呟きます。

これはいかがなものか? 浦沢直樹『夢印(むじるし)』

浦沢直樹を読む

これはいかがなものか?

 

浦沢直樹『夢印(むじるし)』

浦沢直樹『夢印(むじるし)』2018年8月4日・BIG CIMICS SPECIAL(小学館)。

■長篇漫画。

■全9章・261頁。

■780円(税別)。

■2023年4月30日読了。

■採点 ☆☆☆☆☆。

 

卓抜な画力と息をも着かせぬストーリー展開が持ち味の浦沢直樹であるが、これはいささか疑問をも超えて、超駄作というしかないのでは? 

一体、これで何を語ろうとしたのか、さっぱり理解できない。せっかく赤塚不二夫のキャラクター「イヤミ」氏を起用しても、全く生きていない。いったいこれはどういうことなんだろうか? 残念だ。

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