鳥  批評と創造の試み

主として現代日本の文学と思想について呟きます。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

めっちゃ、売れました!

鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=批評を遠く離れて――小林秀雄歿後40年 めっちゃ、売れました! 皆さん、今日は。鳥の事務所です。 本日、神保町界隈は「すずらん祭り」とのことで大いに賑わったことと思います。わたしは一日自宅で仕事をしておりました((…

稀代のストーリー・テラー迷走か? 万城目学『パーマネント神喜劇』

万城目学を読む 稀代のストーリー・テラー迷走か? 万城目学『パーマネント神喜劇』 ■万城目学『パーマネント神喜劇』2017年6月20日・新潮社。 ■連作短篇。 ■2023年5月21日読了。 ■採点 ★☆☆☆☆。 これはいただけない、残念ながら。2013年の『とっぴんぱらり…

万城目学 著作一覧

万城目学 著作一覧 万城目 学(まきめ まなぶ・1976年(昭和51年)2月27日 - )は、日本の小説家。大阪府出身、東京都在住。京都大学法学部卒業。『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』などの、実在の事物や日常の中に奇想天外な非日常性を持ち込むファ…

ここに「青春」はあるか? 万城目学『べらぼうくん』

万城目学を読む ここに「青春」はあるか? 万城目学『べらぼうくん』 ■万城目学『べらぼうくん』2019年10月10日・文藝春秋。 ■長篇エッセイ。 ■2023年12月5日読了。 ■採点 ★★☆☆☆。 『鴨川ホルモー』などの奇想的エンターテインメントな長篇小説で知られる万…

早速、三冊旅立ちました

鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=批評を遠く離れて――小林秀雄歿後40年 早速、三冊旅立ちました 皆さん、今日は。鳥の事務所です。 昨日、郵送にて搬入したところ、早速3冊お買い上げ頂いたようです。ユイ社長、スタッフの皆さま、誠に有難う御座います。…

以下は『鳥』第15号のあとがきです。 ◆こ と の 次 第 ◆ Der Stand der Dinge◆ ぶ た く さ の 舞 い 散 る 午 後 の 春 の 日 に わ れ 泣 き 濡 れ て 花 粉 に 苦 し む という訳で、4月にもなり、相変わらず体調もよろしからず、仕事も絶不調の極みでは…

未完成ではなかったのか? 丸谷才一『持ち重りする薔薇の花』

〇丸谷才一を読む〇 未完成ではなかったのか? 丸谷才一『持ち重りする薔薇の花』 ■丸谷才一『持ち重りする薔薇の花』2011年10月25日・新潮社。 ■長篇小説。 ■全5章、199ページ。 ■初出 『新潮』2011年10月号。 ■2023年5月14日読了。 ■採点 ☆☆☆☆☆。 目次 …

半年振りの復活なのか?

鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=批評を遠く離れて――小林秀雄歿後40年 鳥の事務所PASSAGE店通信 ◎総特集=批評を遠く離れて――小林秀雄歿後40年 半年振りの復活なのか? 皆さん、今日は。鳥の事務所です。お久しぶりです。半年振りです。いやー、あれから、…

「若い小説家」の誕生

Jジェイムズ・ジョイスを読むJ 「若い小説家」の誕生 ジェイムズ・ジョイス 『若い藝術家の肖像』 ■James Joyce,A Portrait of the Artist as a Young Man,1916/ジェイムズ・ジョイス『若い藝術家の肖像』1916年/丸谷才一訳・1969年・講談社/1979年・講談…

ODW、MJ書店に行く

遍 歴 ODW、MJ書店に行く 2023年5月3日(水曜日) 晴れ☀ GW休暇5/5。 遺憾。休みも今日で終わりだ。なんてことだ。山登りもBBQもしなかった。 そして、眠いし、相変わらず歯が痛い( ノД`)シクシク…。 今も1時間ほどPCの前で意識を喪う。どうなっているんだ…

『進撃の巨人』についての幾つかの妄想や疑問など

遍 歴 『進撃の巨人』についての幾つかの妄想や疑問など 2023年5月1日(月曜日) 晴れ☀ GW休暇3/5。 遺憾。4月がいつの間にか終わっていた(´;ω;`)ウッ…。そして休みもどんどん消化されていく。 昨日はあれから、10時前ぐらいに、鯖の味噌煮(冷凍。意…

途轍もなく面白い! ジョン・グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』    

村上春樹を読む 途轍もなく面白い! ジョン・グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』 ■John Grisham,CAMINO ISLAND,2017./ジョン・グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』2017年/村上春樹訳・2020年10月10日・中央公論新社。 ■翻訳・長篇小…