鳥  批評と創造の試み

主として現代日本の文学と思想について呟きます。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ほぼ唯一のジョイス入門書だが…… 結城英雄 『ジョイスを読む』

ほぼ唯一のジョイス入門書だが…… 結城英雄 『ジョイスを読む』 ■結城英雄 『ジョイスを読む――二十世紀最大の言葉の魔術師』 2004年5月19日・集英社新書。 ■入門書(現代アイルランド文学)。 ■採点 ★★☆☆☆。 ■2022年2月6日・BOOKOFF町田店にて¥110で購入。 ■2…

『罪と罰』試論のための予備的考察〈2〉

『罪と罰』試論のための予備的考察〈2〉 鳥の事務所 【はじめに】 ①本稿は2022年1月13日に本サイト『鳥――批評と創造の試み』に更新した「『罪と罰』のための覚書」(鳥 批評と創造の試み: ドストエフスキーを読む (torinojimusho.blogspot.com))の続稿に当…

バーソロミュー・ギル『ジェイムズ・ジョイス殺人事件』、お買い上げ有難う御座いました! 

鳥の事務所PASSAGE店通信 バーソロミュー・ギル『ジェイムズ・ジョイス殺人事件』、お買い上げ有難う御座いました! 皆さん、今日は。「鳥の事務所」です。ついに3冊目お買い上げ頂きました。誠に有難う御座いました。 お買い上げ頂いたのは、なんとびっく…

ジョイス『若い芸術家の肖像』、お買い上げ有難う御座いました!

鳥の事務所PASSAGE店通信 ジョイス『若い芸術家の肖像』、お買い上げ有難う御座いました! 皆さん、今日は。「鳥の事務所」です。ついに2冊目お買い上げ頂きました。誠に有難う御座いました。 お買い上げ頂いたのは、ジェイムズ・ジョイス、最初の長篇小説…

卯王伝 1

亜大陸大戦記 Ⅰ 卯王伝 鞍作(くらつくりの)鳥(とり) 何時もながら未完成で、恐縮です。もう書く気を亡くしたので(今のところ)、一旦置きます。廃棄しようと思ったのですが、戦争を余儀なくされた小国が、相手兵を殺さず、石化するか、捕虜にするしか方法が…

ジョイス『ユリシーズ』Ⅰ、お買い上げ有難う御座いました! 

鳥の事務所PASSAGE店通信「ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』100年!」 ジョイス『ユリシーズ』Ⅰ、お買い上げ有難う御座いました! 皆さん、今日は。「鳥の事務所」です。ついに初めて一冊お買い上げ頂きました。誠に有難う御座いました。 先週木曜日です…

「PASSAGE by ALL REVIEWS」に本日無事開棚しました!

鳥の事務所PASSAGE店通信 「PASSAGE by ALL REVIEWS」に本日無事開棚しました! 皆さん、今日は。「鳥の事務所」です。 という訳で「PASSAGE by ALL REVIEWS」に本日無事開棚しました。「アンドレ・マルロー広場の11番地」で、入り口入ってすぐ左の棚の下…

『鳥』第13号 ◇◆◇こ◆と◇の◆次◇第◆◇◆(編集後記)

『鳥』第13号 ◇◆◇こ◆と◇の◆次◇第◆◇◆(編集後記) ブログは細々と更新をしていたが、紙媒体は何と20年振りの復刊とな った。前号はなんと2002年12月の発行であった。うーーん、まだ、この時は時間的に余裕があったようであるが、その後、急激に忙しくなり、残…

「シ」(史/詩/師/死……)の影の下に ――「第2挿話 ネストル」を読む

ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』を単なる一素人がとりあえず順番に読んでいく その①(ただし、続くかどうかは保証できません) 「シ」(史/詩/師/死……)の影の下に、――「第2挿話 ネストル」を読む 目 次 はじめに... 2 1 旅立つテレマコス=スティ…

『鳥』第13号 「ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』100年」   はじめに

『鳥』第13号 「ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』100年」 はじめに A ところで、今年2022年は何年かかご存知ですか? B は? とつじょ、何、それ? 知る訳ないでしょ! A ま、そーですか、そうでしょうね。実はわたしもつい最近まで知りませんでした。…

『鳥』第13号 「ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』100年」   はじめに

『鳥』第13号 「ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』100年」 はじめに A ところで、今年2022年は何年かかご存知ですか? B は? とつじょ、何、それ? 知る訳ないでしょ! A ま、そーですか、そうでしょうね。実はわたしもつい最近まで知りませんでした。…

第一次出庫書目のご案内

🐤鳥の事務所PASSAGE店通信🐤 第一次出庫書目のご案内 「ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』100年!」 それでは第一次出庫書目をご案内いたします。価格は税込みです。 ① ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの市民』高松雄一訳・福武文庫。 ジョイス唯一の短篇連作…

「PASSAGE by ALL REVIEWS」に明日開棚!

こういう状況下で、大変あれなのですが、巷で噂の「PASSAGE by ALL REVIEWS」に出棚することになりました。棚名はそのまま「鳥の事務所」です。「アンドレ・マルロー広場の11番地」で、入り口入ってすぐ左の棚の下の方です。 3月17日(木曜日)開棚の予定…

ジェイムズ・ジョイスに関する、日本語で読める研究書など

スタニスロース・ジョイス『兄の番人 若き日のジェイムズ・ジョイス』宮田恭子訳 みすず書房 1993年。 リチャード・エルマン『ジェイムズ・ジョイス伝』宮田恭子訳、みすず書房(全2巻) 1996年。 リチャード・エルマン『リフィー河畔のユリシーズ』和田旦・…

ジェイムズ・ジョイス著作一覧

ジェイムズ・ジョイス著作一覧 ジェイムズ・オーガスティン・アロイジアス・ジョイス(James Augustine Aloysius Joyce、1882年2月2日 – 1941年1月13日)は、20世紀の最も重要な作家の1人と評価されるアイルランド出身の小説家、詩人。画期的な小説『ユリシ…

変身と変貌 ――『呪術廻戦』・『鬼滅の刃』についての感想とその逸脱的考察

■光の影の記憶に――漫画・アニメイション論 その② ※【未定稿】 本稿も前稿に続き、未定稿です。修正が必要なのは重々承知しておりますが、いささか忙しくなり、本人が忘れてしまうので一旦アップします。続稿は現在、複数の回路で準備中です。 大坂なおみ「世…

鬼 殺す勿(なか)れ ――『鬼滅の刃』異論

■光の影の記憶に――漫画・アニメイション論 その① 鬼 殺す勿(なか)れ ――『鬼滅の刃』異論 ※【未定稿】 すいません、修正が必要なのは重々承知しておりますが、いささか忙しくなり、本人が忘れてしまうので一旦アップします。続稿は現在、複数の回路で準備中で…