鳥  批評と創造の試み

主として現代日本の文学と思想について呟きます。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

あっという間に二日目が終わりつつある( ノД`)シクシク…

遍 歴 あっという間に二日目が終わりつつある( ノД`)シクシク… 2023年4月30日(日曜日) 雨☔後曇り⛅ GW休暇2/5。 昨日は、相方がいなかったので、夜はハムチーズサンド、謎のたらこパスタを食う。 11時過ぎに相方が帰宅したので、味噌ラーメンを作ってあげ…

これはいかがなものか? 浦沢直樹『夢印(むじるし)』

浦沢直樹を読む これはいかがなものか? 浦沢直樹『夢印(むじるし)』 ■浦沢直樹『夢印(むじるし)』2018年8月4日・BIG CIMICS SPECIAL(小学館)。 ■長篇漫画。 ■全9章・261頁。 ■780円(税別)。 ■2023年4月30日読了。 ■採点 ☆☆☆☆☆。 卓抜な画力と息をも…

謎々『ダブリナーズ』その1 『ダブリナーズ』「姉妹」を読む

Jジェイムズ・ジョイスを読むJ 1 The Sisters 謎々『ダブリナーズ』その1 『ダブリナーズ』「姉妹」を読む 【凡例】 ・『ダブリナーズ』からの引用は新潮文庫版による。鼎訳・巻数、ページ数で示す。単行本からの引用は、鼎訳・単行本・巻数、ページ数で、…

短篇小説のお手本とも言うべき佳品揃い ジェイムズ・ジョイス 『ダブリンの市民』

Jジェイムズ・ジョイスを読むJ 短篇小説のお手本とも言うべき佳品揃い ジェイムズ・ジョイス 『ダブリンの市民』 ■James Joyce,Dubliners,1914/ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの市民』1914年/高松雄一訳・1972年・中央公論社/1987年・福武文庫/1999年・…

短篇小説のお手本とも言うべき佳品揃い ジェイムズ・ジョイス 『ダブリンの市民』

Jジェイムズ・ジョイスを読むJ 短篇小説のお手本とも言うべき佳品揃い ジェイムズ・ジョイス 『ダブリンの市民』 ■James Joyce,Dubliners,1914/ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの市民』1914年/高松雄一訳・1972年・中央公論社/1987年・福武文庫/1999年・…

「素人」ならざる作家の読書と日常を描く ――大江健三郎『新年の挨拶』

🌳大江健三郎を読む🌳 「素人」ならざる作家の読書と日常を描く ――大江健三郎『新年の挨拶』 ■大江健三郎『新年の挨拶』1993年12月2日・岩波書店。 ■連作エッセイ集。 ■201頁。 ■1,400円(税込み)。 ■2023年3月30日読了。 ■採点 ★★★☆☆。 長篇三…

小説作法の技術的な側面にクロウズ・アップ カズオ・イシグロ『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー――ノーベル文学賞受賞記念講演』

小説作法の技術的な側面にクロウズ・アップ カズオ・イシグロ『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー――ノーベル文学賞受賞記念講演』 ■カズオ・イシグロ『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー――ノーベル文学賞受賞記念講演 2…

『壁と…』の『波』ゲットしてもらう、グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』の微妙な感じのアメリカの暗部(?)

遍 歴 『壁と…』の『波』ゲットしてもらう、グリシャム『「グレート・ギャツビー」を追え』の微妙な感じのアメリカの暗部(?) 2023年4月29日(土曜日) 晴れ☀ GW休暇1/5。 8時半ぐらいに起床。洗い物、洗濯、掃除などする。相方は友人の結婚式で大…

批評を遠く離れてその①*[1] 『小林秀雄全集』第九卷

【ことの次第 Der Stand der Dinge】 という訳で、4月にもなり、相変わらず体調もよろしからず、仕事も絶不調の極みではあり、万事多難という状況下で、多くの先立つ人々に花を手向ける、寒い春ではあるが、春は春なので、春、ということだ。 本稿は、まだ…

数多の文学的危機を乗り越える ――大江健三郎『大江健三郎 作家自身を語る』

大江健三郎を読む 数多の文学的危機を乗り越える ――大江健三郎『大江健三郎 作家自身を語る』 ■大江健三郎、聞き手・尾崎真理子『大江健三郎 作家自身を語る』2007年5月30日・新潮社。 ■長篇インタヴュー(現代日本文学)。 ■317頁。 ■1,800円(税…

自転車で山越え? する  等

遍 歴 自転車で山越え? する 2023年3月16日(木曜日) 晴れ☀ その後、どうしたかというと、3月12日(日曜日)は久し振りの休みだったが、屋外で大量の花粉を吸い過ぎたためか、夜、急激に体調が悪化する。要は風邪っぽいのだが、風邪じゃない、という感…