鳥  批評と創造の試み

主として現代日本の文学と思想について呟きます。

嵐は過ぎ去ったのか?

遍 歴

嵐は過ぎ去ったのか?

 

2023年7月2日(日曜日) 晴れ 

来るなら来い。どんな嵐のときでも時は過ぎていく。――シェイクスピアマクベス』(江藤淳訳)

 

2ヶ月振りの日記の更新だ。マジで死ぬかと思った。5月の頭では全く予想していなかったが、KSをYめようと思うぐらいに、追い詰められた。実際、SCにはYめますと伝えた。今宙ぶらりん。SKも追い詰められて、結局JHすることにし、法律事務所には申し込んだ。

SKも始めている。

いずれにしても嵐は過ぎ去ったような気がする。気がするだけかも知れないが。

兎に角、辛くて何もできず、お金もなく何もできず、八方塞がりではあったが、7月になり、何となく気が楽になり、今日は相方とMDまで出かけた。

というのも前のWi-Fiの契約が切れて、7月1日でネットが繋がらなくなり、已む無く無線ルーターをYC迄買いに行った。相方はたまごっちのガシャポンを買うと言っていたが、影も形もなかった。

その後、新刊書店のBOOKFを覗いて、例の如く、BO。以下が収穫。

本とはフォークナーを探しに行ったのだが、これまた影も形もなかった。今時誰もフォークナーなど読まないのだ。

吉本隆明『母型論』学研。……余り有名な作品ではないが、吉本さん自身の言によれば、「わたしの本格的な文章だ」(p.269)とのことである。

カズオ・イシグロ夜想曲集早川書房。……イシグロなので。

笠井潔『哲学者の密室』光文社。……以前読んで面白かったが、新書版で読んだので、これはこの単行本、2段組748ページの重さが必要であると思い入手。というのも昨年(2022年)9月に『煉獄の時』 (文藝春秋)が刊行された際に、未読の、と言っても大半が未読だが、笠井作品を買い集めようとしたが、なかなか集まらなかったことがあった。

そもそも、事の発端は、相当以前に、偶々手に取った、笠井のSF作品『サイキック戦争(ウォーズ)』がとても面白かったが、結末の付け方に違和を覚えたことがある。そんな様々なこともあり、再度目を通してみようと思ったのだ。

アントニオ・タブッキ『インド夜想曲須賀敦子訳・白水uブックス。……以前読んで、大変感銘を受けた。その後、タブッキの作品を手にする機会がなかったのは残念なことだ。今手元にないので入手。

ティム・オブライエン『僕が戦場で死んだら』白水uブックス。……これは持っていたかも知れない。が、必要なので。

トルーマン・カポーティ『詩神の声聞こゆ』ハヤカワepi文庫。……いずれ買おうと思っていたので手に入って良かった。

ビル・クロウ村上春樹訳『さよならバードランド新潮文庫。……春樹さん訳のジャズ物は、こちらがジャズの知識がないので、なかなか手に取れない。困った。

超久し振りのBOは愉しかった。

 

その後、久し振りのTYで天丼を食べる。美味かった。

その後、SYで防虫グッヅなどを買い、帰宅の途に就き、SSのODKOXでコーヒー、酒などを買い、帰宅。

ネットは繋がりました。目出度し、目出度し。相方、有難う御座いました。

車中の読書はカポーティ『遠い声 遠い部屋』。面白い。もっとダークな話かと思っていたが、全く違った。

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