鳥  批評と創造の試み

主として現代日本の文学と思想について呟きます。

第1回PASSAGEどうぶつ会議が終わりました!  

🐤鳥の事務所PASSAGE店通信🐤

第1回PASSAGEどうぶつ会議が終わりました!

 

皆さん、今日は。「鳥の事務所」です。

去る、6月25日(土)、26日(日)の終日で「PASSAGEどうぶつ会議」と題し、フェア台にて展開致しました。

 今回、PASSAGE棚主の「たぬきの本棚」さん、「BOOKSみつばち」さんの呼びかけで、棚名に動物(生き物)が入っている棚主を中心に「PASSAGEどうぶつ会議」を開くことになりました。

 今回のテーマは

「誰がライオンの首に鈴をつけるのか?」

 ではなく、

「子供たちのために!」

でした。

 参加した動物たち(棚主さんたち)は、

たぬきの本棚さん

BOOKSみつばちさん

青羊舎さん

人鳥書店さん

羊葉文庫さん

青熊書店さん

ますく堂なまけもの叢書発行人さん

さるうさぎブックスさん

書肆斑猫さん

 だったと思います。

 皆様お疲れ様でした。また、この驚異的な暑さの中、ご来店いただきお買い上げ頂いたお客様、誠に有難う御座いました。今後とも宜しくお願いいたします。

 

 さて、当・鳥の事務所としては、「子供たちのために!」というテーマからかなり逸脱するかと思いますが、先年、お亡くなりになった詩人・評論家の吉本隆明さんの最晩年の著作

『フランシス子へ』と、

これまた先年、お亡くなりになった臨床心理学者の河合隼雄さんの中期の名著

『子どもの宇宙』を出品させていただき、両方とも暖かくお客様にお迎え頂いたようで、心から感謝の意を表したいと思います。

『フランシス子へ』については前回ご紹介いたしました。

『子どもの宇宙』はここでご紹介する前に旅立っていきましたが、せっかくなので、ご紹介させてください。

本書は、河合隼雄さんの中期の代表作と言っても過言ではありません。たった200ページ足らずのこの小著にどれだけの「宇宙」が込められているかを読むたびに驚嘆いたします。バーネットの『秘密の花園』や、フィリパ・ピアスの『トムは真夜中の庭で』、リヒター『あのころはフリードリヒがいた』など数冊のよく知られた児童文学の名作を通じて、子どもの持つ豊かな内面の宇宙を読み解いていくものです。臨床心理学者としての、症例や治癒例の実体験に裏打ちされた重みと発見と驚きに満ちた言葉が固い心で覆われた大人の心を打つと思います。

 

吉本さんと河合さんについてはひと棚丸ごと特集でいっぱいにしたいぐらいですが、著書があまりにも多過ぎるので、切り口を考えないといけません。機会を見て着手致します。その折はまた宜しくお願いいたします。

 

PASSAGE by ALL REVIEWS

https://passage.allreviews.jp/

東京都千代田区神田神保町1-15-3

サンサイド神保町ビル1F

 

本店(?)の方の、当面の特集は

ジェイムズ・ジョイスユリシーズ』100年!」ということで、ジョイス関係の本になります。

 

詳細は以下をごらん下さい。

鳥の事務所 | PASSAGE by ALL REVIEWS

 

皆さま、どうか宜しくお願いいたします。

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