鳥  批評と創造の試み

主として現代日本の文学と思想について呟きます。

PASSAGEどうぶつ会議に出品します!

🐤鳥の事務所PASSAGE店通信🐤

 

PASSAGEどうぶつ会議に出品します!

 

皆さん、今日は。「鳥の事務所」です。

来る、6月25日(土)、26日(日)の終日で「PASSAGEどうぶつ会議」と題し、フェア台にて展開致します。

『どうぶつ会議』とは、ドイツの作家エーリヒ・ケストナーが1949年に出版した子どものための本『動物会議(Die Konferenz der Tiere)』で、ケストナー第二次世界大戦後にはじめて手がけた本作は、彼の友人で「子どもの本で世界を平和にする」ことを願い、後にIBBY国際児童図書評議会)、ミュンヘン国際児童図書館を創設したイエラ・レップマンのアイディアが元になったものでした。

 今回、PASSAGE棚主の「たぬきの本棚」さん、「BOOKSみつばち」さんの呼びかけで、棚名に動物(生き物)が入っている棚主を中心に「PASSAGEどうぶつ会議」を開くことになりました。

 今回のテーマは

「誰がはちみつを食べたか?」

 ではなく、原作のテーマを活かし

「子供たちのために!」

となっています。

 参加する動物たち(棚主さんたち)は今のところ、

たぬきの本棚さん

BOOKSみつばちさん

青羊舎さん

人鳥書店さん

羊葉文庫さん

青熊書店さん

ますく堂なまけもの叢書発行人さん

さるうさぎブックスさん

書肆斑猫さん

 とのことです。

 どうか皆さんのご来店を心よりお待ちしております。

 わたくし、鳥の事務所は、両日とも、世を忍ぶ仮の姿で会社に行くため((´;ω;`))、在店できませんが( ノД`)、たぬきの本棚さんとBOOKSみつばちさんが一日店長として采配を振るっていただけるようです。

さて、当・鳥の事務所としては、「子供たちのために!」というテーマからかなり逸脱するかと思いますが、先年、お亡くなりになった詩人・評論家の吉本隆明さんの最晩年の著作

『フランシス子へ』を出品致します。

 


「フランシス子」とは、吉本さんと相思相愛の仲だったと言われる猫さんの名前ですが、その猫さんの死に際して、思いつくままに、生と死のことや、親鸞のことなどを平易な言葉で綴ったものです。恐らく、吉本さんの著作の中でも最も美しい本の一冊だと思います。表紙には吉本邸の庭の写真と吉本さんの書斎の写真があしらわれています。カヴァーにはフランシス子の足跡も。

インタヴューによる聞き書きですが、或る種の散文詩にもなっていると思います。根柢にあるのはフランシス子という猫さんを通しての、生きとし生けるものへの温かい視線、あるいは手触りです。

ほぼ新品です。是非、PASSAGEにてお手に取って御覧ください。

 

 

 

PASSAGE by ALL REVIEWS

https://passage.allreviews.jp/

東京都千代田区神田神保町1-15-3

サンサイド神保町ビル1F

 

本店(?)の方の、当面の特集は

ジェイムズ・ジョイスユリシーズ』100年!」ということで、ジョイス関係の本になります。

 

詳細は以下をごらん下さい。

鳥の事務所 | PASSAGE by ALL REVIEWS

 

皆さま、どうか宜しくお願いいたします。

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